平成29年度科学技術人材育成費補助事業 ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)

ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)事業実施機関
共同実施機関・メンバー機関での取組について

マツダ株式会社 斉藤 直子

マツダ株式会社 技術研究所・先端材料研究部門
広島大学大学院工学研究科 博士課程後期終了

現在のお仕事は?

修士課程修了後にマツダに入社し、自動車の金属加工をしていました。今は技術研究所で社会人ドクターとし て、大学と溶接技術の共同研究をしています。1枚の板を 型で押して自動車の部品をつくっていきますが、金属加 工と溶接には共通する部分も多々あるんです。今後の自動車業界では、環境に配慮した燃費のいい車やそのための軽量化が求められます。既存の材料以外の新しい視点や工法について研究していくことが仕事に直結していくのでやりがいも大きいです。

研究環境として評価できる点は?

個人的には学生時代から良くしていただいている先生方と今度は社会人として共同研究ができるのがありがたいです。会社で進めている業務を研究テーマにし、働きながら知識を重ねられるのも一石二鳥ですね。私は現在子育てをしながらの勤務と研究ですが、在宅勤務という制度も活用し、出張中は夫に任せるなど、家庭と会社のサポートに助けられています。大変ではありますが、せっかくの制度をぜひ活用して、より一層専門性を高めていけるのはチャンスだと思います。

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