ご挨拶
多様な価値観が共存するダイバーシティ研究環境の実現にむけて
事業実施責任者
広島大学 学長特命補佐(研究人材育成担当)/特任教授
相田 美砂子
このたび、広島大学は、マツダ株式会社、デルタ工業株式会社、一般財団法人国際開発センターと共同で、平成29年度文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」に採択されました。本事業は、大学、ものづくり企業、国際協力シンクタンクが、それぞれの強みを発揮し、協力しながら、また、多くの機関を巻き込むことにより、女性研究者の活躍促進を牽引していくことを目的としています。具体的な活動は、次の四つのタスクフォースを形成し、各機関が有する経験と実績を生かしながら、進めていきます。
- ダイバーシティ研究環境整備強化
- 女性研究者の研究力向上・リーダー育成
- 女性研究者の積極採用・上位職登用
- ダイバーシティ研究環境実現モデル開発
広島大学は、これまでに女性研究者支援モデル育成「リーダーシップを育む広大型女性研究者支援」(2007(平成19)~2009(平成21)年度)、女性研究者養成システム改革加速「広大システム改革による女性研究者活躍促進」(2010(平成22)~2014(平成26)年度)、女性研究者研究活動支援事業(拠点型)(2013(平成25)~2015(平成27)年度)に採択され、女性研究者の活躍を推進して来ました。また、これらの補助事業を活用しながら,学内のシステム改革を進めるだけでなく、官公庁や民間企業を含む他の機関にもその精神を伝えて来ました。本事業においては、これらの経験と実績を土台として研究力と産学連携の強化、及び、国際的視点の醸成により、関係諸機関が協奏して、地域に根差しつつ、グローバルなさらなる展開に大きく貢献していきたいと考えております。
本事業は、2017(平成29)~2022(令和4)年度の6年間の予定で実施いたします。活動のお知らせや実施状況は、このサイトに随時掲載していきます。女性研究者を対象とした取組み、未来の女性研究者を育成する取組み、意識啓発の取組み、現状把握、等々、さまざまな活動を企画・実施していきますので、ぜひ、ご活用ください。また、ご意見やご要望をお知らせください。
どうぞよろしくお願いいたします。
令和2年 4月