フォーラム『若手研究者の育成に資する評価は、どうあるべきか考える』
『若手研究者の育成に資する評価は、どうあるべきか考える』
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日時:2024年12月16日(月) 13:00~16:00(予定)
会場:広島大学学士会館レセプションホール (東広島キャンパス)
[ハイブリッド開催]
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趣旨
「評価」とは、「事物や個人、組織の価値判断を行うこと」である。しかし、日本語の「評価」に相当する英語は、その目的、場面、対象によって多岐にわたる(evaluation, assessment, appraisal, estimate, estimation, judgment, opinion, ranking, valuation, monitoring, review など)[1]。「評価」という言葉は,文脈によって、また、それを使う人/受け取る人によって、異なった意味でありえる。
現在、日本では、科学技術や学術の分野において、大学等の機関評価,研究開発プロジェクトの評価、研究課題の評価、大学教員の個人評価、等々、様々な「評価」が実施されている。「評価疲れ」の指摘も聞かれる[2]。「評価」は、何らかの目的(資源配分の決定、進捗度の点検、等)があって実施される手段である[1]。そのため、「評価」を実施する際には、その目的を明確にした上で、それを適切に達成するための「評価システム」が個別に構築される。
本フォーラムでは、「若手研究者の評価」に焦点をあてる。「研究者の評価」の場合、その「評価」の目的の中に、評価によって「被評価者の研究意欲が高まること」が含まれるべきである。「若手研究者」の場合は、なおさら、である。広島大学や島根大学で展開中の事業から得られた知見・経験を踏まえて、国内外の現状調査をふまえつつ、「若手研究者の育成」に資する「評価」とはどうあるべきかを考える。
[1]「文部科学省における研究及び開発に関する評価指針」
(平成14年(2002年) 6月20日)(最終改定:平成29年(2017年) 4月1日)
[2] 「回答 研究力強化-特に大学等における研究環境改善の視点から-に関する審議について」
(令和4年(2022年) 8月5日)日本学術会議
プログラム
(敬称略)
司会 石田 洋子 (広島大学 副学長(ダイバーシティ担当))
13:00 開会挨拶 宮﨑 誠一 (広島大学 理事・副学長(研究担当))
13:05 趣旨説明 石田 洋子 (広島大学 副学長(ダイバーシティ担当))
13:15 基調講演「若手研究者の活躍と成長を促す場づくりを目指して」
吉武 博通 (学校法人東京家政学院理事長/筑波大学 名誉教授)
13:50 さまざまな視点からの「評価」についての報告
1)「島根大学の取組から見えてきた若手・女性研究者評価の課題」
河野 美江 (島根大学 副学長(SDGs・ダイバーシティ担当))
2)「広島大学・島根大学調査分析事業:スウェーデン、ドイツ、米国における女性研究者評価について」
石田 洋子 (広島大学 副学長(ダイバーシティ担当))
3)「HIRAKU-Global における若手研究者の “performance review” システム」
相田 美砂子 (愛媛大学 監事/広島大学 特命教授)
14:35 休憩
14:45 若手研究者から見た「評価」
金田一 清香 (広島大学大学院先進理工系科学研究科 准教授)
酒井 大史 (愛媛大学プロテオサイエンスセンター 助教)
15:15 全体討論
15:45 討論のまとめ 山村 康子 (科学技術振興機構(JST) プログラム主管)
15:55 閉会挨拶 石田 洋子 (広島大学 副学長(ダイバーシティ担当))
16:00 閉会
言語
日本語
参加対象者
学生、若手研究者、教職員、一般のみなさま、関心のある方
参加料
無料
託児
託児サービス(無料)をご利用いただけます。
参加申込方法
下記URL、あるいは上記フライヤーに記載されたQRコードからお申し込みください。
*託児サービスの利用申込もこちらからお願いします。
https://forms.office.com/r/LwYakeyZSz
申込期限
2024年12月13日(金) 16:00 まで
≪託児サービス申込期限≫
託児サービスの利用を希望される場合は、12月10日(火) までに、お申し込みください。
お問い合わせ
広島大学 学術・社会連携室 学術・社会連携支援部 研究推進グループ
ダイバーシティ調査分析TF
メール:ura-women*office.hiroshima-u.ac.jp *を@に置き換えてください。
主催
●広島大学
●「地方協奏による世界トップクラスの研究者育成(HIRAKU-Global)」
代表機関:広島大学 共同実施機関:山口大学、徳島大学、愛媛大学
〈文部科学省 世界で活躍できる研究者戦略育成事業(令和元年度採択)〉
●「地方大学における理工系の女性研究者が働きやすく働き甲斐のある研究環境づくりのための調査分析」
代表機関:広島大学 共同実施機関:島根大学
〈文部科学省 科学技術人材育成費補助事業ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(調査分析)(令和5年度採択)〉
●「女性科学技術フェローシップ制度の創設による次世代の積極的育成」 広島大学
〈文部科学省 科学技術人材育成費補助事業ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特性対応型)(令和3年度採択)〉
●「SAN‘INダイバーシティ推進ネットワーク~多様な力で地球の未来をつくる~」
代表機関:島根大学 共同実施機関:島根県立大学、松江工業高等専門学校、米子工業高等専門学校
〈文部科学省 科学技術人材育成費補助事業ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)(令和元年度採択)〉